ルビンの壺が割れた
読みました。
- 作者: 宿野かほる
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/08/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読みました。30分で読める、サクッとミステリ。
出版当時はちょっとした話題作として取り上げられていたのを思い出して。
フェイスブックのコメント欄のアドレスでやり取りする、文通形式のやり取りで話をちゃんと構成しているところは良いです。
文通形式でやる以上、話を読者に理解させるためにしょうがないのかも知れないが、普通そういうことをメールで書くか?ということを二人ともメールで書きすぎている気がする。一応30年の月日が昔の出来事を美化しているという説明になっているが、謎解きをした後だと余計にその説明は無理があると感じさせる。謎解きも唐突すぎる。
確かに面白さはあるが粗も多く賛否両論なのもある程度納得する作品だと思う。自分はやや否より。出版当時絶賛する書評を読んだが流石にこの内容を絶賛するのはやらせ記事だろう。
あくまで文通形式の構成で謎解きを楽しむというそこを楽しむ作品。ちょっと癖の強いスナック菓子レベル。